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鎮護大使者御祭礼
3月17日、伝法院通りに面している鎮護堂において、鎮護大使者御祭礼が執り行われた。
鎮護堂は、通称「お狸さま」と呼ばれている。江戸市中に「狸阪」「狸穴」などという地名があったとおり、かつて江戸には狸が多く棲んでいた。浅草の奥山や当寺伝法院あたりにも棲んでいたが、狸らは草履を釜に投げ入れたり、座敷に砂をまいたりなどのいたずらをしたという。狸らの乱行に困っていたが、時の浅草寺住職、唯我韶舜大僧正の夢枕に狸が現れ、「われわれのために祠を建てて保護してくれれば、伝法院を火災から守り、永く繁栄させましょう」というお告げがあった。そこで、明治16年(1883)に鎮護大使者として祀ったのが創建である。以来、毎年法要が行われている。火防・盗難除祈願のほか、狸を「他を抜く」という語呂としてとらえて、特に落語家や歌舞伎役者など、芸能関係者の信仰が篤いことでも知られている。