年中行事
ANNUAL EVENT

 

節分会(せつぶんえ)2月節分

節分とは本来、立春・立夏・立秋・立冬の4つの季節の分かれ目をいう。立春は旧暦の正月元旦と日が近いため、江戸時代以降は、新年を祝うとともに厄払いを行なう特別な日として、立春の前日が「節分」として定着していった。地方によって違いはあるが、節分の日は豆まきをして悪鬼を払い、撒いた豆を年齢よりひとつ多く食べるとその年は無病息災で過ごせるといわれている。
 この節分の行事を江戸で大々的に行なったのは浅草寺が最初である。現在の節分会は年男による豆まきが主な行事となっている。当日、一山の住職と選ばれた年男たちが伝法院から本堂まで練行列を行ない、本堂東側に設けられた舞台から年男たちが豆を撒く。浅草寺の豆まきは、「観音さまの前には鬼はいないこと」にちなみ「鬼は外」とは言わず、「千秋万歳福は内」と発声するのがならわしである。
 節分会では豆まきのほか、浅草寺三大寺舞のひとつ「福聚の舞(七福神の舞)」の奉演や浅草ゆかりの芸能人による豆まきなどが行なわれ、参拝者を楽しませている。

  • 法要中に年男による堂内での豆まきが行われる。
    法要中に年男による堂内での豆まきが行われる。
  • 堂内に続き、本堂東側の特設舞台で豆まきが行われる。
    堂内に続き、本堂東側の特設舞台で豆まきが行われる。
  • 本堂前にて浅草寺幼稚園園児による豆まきも行われる。
    本堂前にて浅草寺幼稚園園児による豆まきも行われる。
  • 特設舞台での年男による豆まきの後、「福聚の舞(七福神の舞)」の奉演が行われる。
    特設舞台での年男による豆まきの後、「福聚の舞(七福神の舞)」の奉演が行われる。
  • 正月明けから節分まで除災招福の切り紙の「節分・立春札」が授与される。
    正月明けから節分まで除災招福の切り紙の「節分・立春札」が授与される。
  • ご希望のご信徒には「福豆」も授与される。
    ご希望のご信徒には「福豆」も授与される。