年中行事
ANNUAL EVENT
彼岸会・放生会(ひがんえ・ほうじょうえ)春分・秋分の日
放生会の様子を示す、文政6年(1823)奉納の絵馬。うなぎの他、亀や鳥も描かれる。
春と秋の彼岸に行なわれる彼岸会は、先祖を供養し、無縁仏の冥福を祈る法会。春分・秋分の日に本堂で法要が行なわれる。
またこの日は彼岸会の法要とともに、放生会が営まれる。放生会は、食用にされるなどにより、命を失う運命にある魚や鳥獣を野に放して供養する法会で、『金光明最勝王経』などにより、古代以来の伝統を持つ。浅草寺では「東京うなぎ商業協同組合」の協力を得て行なわれており、読経ののち桶に入れたうなぎをご信徒が伝法院の池に放つ(放生会は一般には非公開)。