年中行事
ANNUAL EVENT
三社祭(さんじゃまつり)5月18日に近い木・金・土・日曜日
宮入。三社神輿が神社に帰座する。
浅草神社は浅草寺の草創に関わる、檜前浜成・竹成兄弟と土師中知の3人を祀る神社で、地元の人びとは親しみを込めて「三社さま」と呼んでいる。浅草神社の祭礼「三社祭」は、鎌倉時代の正和元年(1312)に、神輿を船に載せて隅田川を渡御した船祭を起源とする。昔は、浅草寺ご本尊が示現された3月18日を中心とした祭であったが、明治になってから5月に行なわれるようになった。
現在の三社祭は、浅草神社の氏子44ヶ町と浅草神社奉賛会により運営されている。日程は4日間。初日は本社神輿御霊入れの儀がおもな行事で、2日目に「びんざさら舞」と呼ばれる田楽が奉納される。3日目に浅草各町の神輿約100基が浅草各町を渡御し、最終日には本社の3基の神輿が渡御する。神輿の渡御する3日目と最終日、浅草一帯は担ぎ手と観衆の熱気に包まれる。